<   2012年 03月 ( 2 )   > この月の画像一覧

回り道

なんということだろう。

ようやく時間ができると、



何もすることがなくなってしまうワタシ!!



根が所帯じみているので
2、3日ほどは家の掃除とか買い出し、ショッピングでイソイソとしているが、

それが終わると、

することが、ねえのです。


ビックリです。


その間、読書などもしているが、1日あれば読み終わってしまう。
しかも、こういうタイミングは大衆小説しか受け付けないので、
勉強用に…と買っておいた本などにはまったく食指が伸びない。
(じゃあいつ読むんだという話)



おすすめの映画を聞いたので観に行こうと出かけたはいいけど、
時間がズレてしまい、2時間先ときた。

タイミングよく滑り込めればいいけれど、
暇なくせに、2時間半先の予約をするのがすごく嫌なのである。
さらに映画を観るとなると、5時間先ぐらいまで身動きがとれなくなる
ということに軽い絶望すら感じてしまう。暇なくせに。


なんか、なんか、
すごいやりたいことがたくさんあった気がするのだけど。


えっと。


なんでしたっけ?



雲をつかむような茫洋とした気分になってしまい、


「ああ、定年退職したサラリーマンってこんな気持ちなのかな」


って感じ入ってしまいました。


なんたる、空虚。不安。退屈。なのだろう。



気がつけば、
嬉々としてブログをアップするのは
仕事や旅行で遠くに行ったときばかりで、

ああ、たぶん私は生活圏にいる間は、
仕事から解放されていないのだなと気がついた。


今いる場所から離れた途端、
心と体が自由になる感じがして、
うきうきそわそわとしているのである。



ということで、

最近の仕事の仕方をとても反省するに至った。


近頃は、
5時間でできることを8時間で希釈するような仕事の仕方をしてきたのである。


もともとは忙しい時期の、
自分を追い詰めないための
身体養生、精神安定法であったと思う。

詰まった仕事の中でギリギリの時間設定したり、
時間短縮などをすると
焦りだけが先走っててしまうタイプだから。

しかし、
それがすっかりと板についてしまっていて、
起きている間に終わればいい的な状態におちいってしまっていた。


だから、仕事相手に「忙しいですか」などと聞かれると、

「たいして忙しくないハズなんですけど、のろのろ仕事しているから
 ずっと一日中仕事してたりするんです。あはは」

などと答えていた。


「忙しい」と答えるのももったいぶっているようで抵抗感があるし、
「すっごい暇です」と言うのも「おいおい大丈夫か?」って思われそうで
なんだか情けない。
さりとて暇を見込まれて、大量の仕事をねじ込まれたりするのも恐怖である。

というわけで、

すごくベストな答え(笑)なつもりでいたが、

相手の方が「返す言葉もない」状態なのが、やや気になってはいたのである。




たぶん最近の私の仕事ペースは、
定時になるまで仕事をのろのろやるサラリーマンみたいな仕事の仕方であったろう。

フリーとなると、それが24時間可能となるので、意外とアブナイ。


その結果、人まで空虚になってしまった。


いかん、いかん。

というわけで、もう少し合理的・計画的に励みます。




f0213602_17452082.jpg

3/16神奈川県久里浜にて。

この日の取材は、東京駅から高速バス房総なのはな号で、南房総へ行き、
帰りは1時間に1本の内房線に乗り遅れたため、ルートを大幅変更。
東京フェリーに乗って、千葉県富津市→神奈川県久里浜と海を横断。
横浜経由でぐるっと帰ってきた。
これも一つの現実逃避かしら。身体が芯から冷え切った。
[PR]
by room2room | 2012-03-27 17:12

初沖縄

沖縄に行ってきました(ただし、仕事で)。

(その前にベトナムなどにも行ったのだけど・・・
 いずれベトナム悲惨日記をあげたい。)


過去に何度か、
沖縄に行こうと思ったことはあるのだけど、
国内は旅費も高くつくし、
どうせ南の島に行くならば、異国情緒ある東南アジアに行くべき
という結論にまとまり、いつも行くまで至らなかった。


行ってみて…

ああ、なんで私さっさと沖縄行かなかったのだろう…!

と後悔にかられる。


だって、思った以上に異空間であって、
そしてれっきとした日本でもあったものだから。

いやもしかしたら、日本ではないかもしれないよ。

お墓はまったくちがう。
単体で見たらお墓と気付かないのではないか。
山の斜面にずらっと立ち並んでいたりするから、
ああお墓かもしれない、と気づく。
台湾のお墓にとてもよく似ている。

家だって、日本全国のあちこちにある日本家屋はほとんどない。
うん。これはタイとかベトナムに近いかも。
コンクリート造りのベランダ広めの小さいビルディングみたいなつくり。

いる人たちの顔がちがうし、漂う空気もちがう。
最初に乗ったバスの運転手は、
伊良部そっくりの顔で
もみあげがモジャモジャのハワイ出身の力士みたいだった。
あとから乗ってきた人は、ガレッジセールのゴリそっくり。

そこまで強烈な人ばかりでなくても、
なんとなく顔のつくりがちがう、のがわかる。


そして、なにより驚いたのは、
本気で海がきれいなことだった!


f0213602_17112253.jpg


滞在中は曇りが多かったので抜けは良くないけど…それでもきれい!
これまで行ってきた東南アジアや本州付近の離島の
どの海よりきれい。沖縄にはこんな海がゴロゴロしているのである。

やー。
きれいな水の近くにいるだけで
人はめちゃくちゃ幸せな気分になれることを知りました。



この海は沖縄北部の名護市なのだけど、現地の友人に聞くと、
さらに北上すると、もっと青が濃いらしいし、
離島に行くと、さらに海がきれいとのこと。

ぎゃーー!!
どんだけーー!?(死語)


ということで、ぜひその海をいつか、いや近々味わって
幸せな気分になってみたいと思います。




さて。今回、沖縄で働いている人に取材して、
さらに沖縄在住の友人ご家族と会うことができたことで
やっぱり沖縄はちとちがう!とわかるローカルネタを仕入れました。


●沖縄には「もあい」という講が今も健在である。
3つ、4つと「もあい」を掛け持ちで入る人が多いらしい。
その集金は一堂集まって行われる。
というわけで、
自動的に月に3、4回は飲み会の予定が入り、皆さんけっこう忙しいらしい。

「息子が東京の大学を受ける」「本土にいる娘に会いにいく」
などの理由で、お金を受け取ることができる。

場合によっては、100万円とかの大金を引き出すことができるので
お金を持ち逃げする人も後を絶たない。

この場合、この人の情報は沖縄全土の「もあい」組織に流され、
二度と「もあい」にはいることはできない。
どうやって情報を共有しているのかは不明。

●沖縄にはお寺も神社もないが、お坊さんはいる。
沖縄にはお寺や神社がない。でも、
お葬式のときにお坊さんはちゃんと来る。
どこからやってくるのかは、沖縄の人もよくわかってないらしい。

神社はないけど、沖縄の神社的な場所があるらしい。名前失念。

ちなみに沖縄のシャーマン、ユタはやっぱり健在で、家を建てるとか結婚するとか
そういう節目節目にお伺いをたてるのは結構普通らしい。


●村などでは共同出資の店がある
コンビニや商店のない村や地域では、住民の共同出資の売店がある。
その売り上げは、村の施設や祭りなどために使われる。

これも名前があったのだが…
とにかく沖縄の固有名詞はまったく覚えられなくて…なんつったかしら。

ちなみに都会は知らないけど、そういう村では
台風のときは3日間停電とかあたりまえらしい。


●毎日飲む
とにかく毎日飲む。夕方とかからではなく、昼間でも気が向いたときに。
(会社勤めとかじゃなくて、農業とか第一次産業の人に多いみたい)
おじさんとか海に集まって、毎日酒盛り。

これを本土でやれば、「ダメ人間」「病んでいる」などというレッテルが張られ、
本人もそんな自覚が芽生えてくると思うが(?)
沖縄の人はけっこう健全に毎日酒を飲んでいるようだ。
ストレス解消などが目的ではなく、何か酒を飲む意味が本土とは違う、
いとなみの一つような感じというのは、本土出身者の弁。


●仏壇は長男しか引き継げない
これはかなり絶対的な感じ? 男子がいなければ、親戚から養子にもらうとか。
いろいろ覚えなければいけない儀式もたくさんあるらしい。
(家の行事は旧暦と新暦両方だったりもして、かなり多いらしい)

あと実家で毎日ご飯とか当たり前。子どもは3人ぐらいいる家庭が一般的。


そのほか、
●沖縄県知事は基本二枚舌…らしい
●沖縄人は傘を差さない
●よく無免許運転をしている(不携帯のほう。田舎のほうでけっこうフツー)
●こちらが「沖縄人の顔」を認識しているように、
   沖縄の人も「その顔は本土から来たな」と認識してる


●店の名前がヘン
これは本土から沖縄に嫁入りした友人の証言。もー変なネーミングが多いの!ほら!と言われて、
指さされたのが「パン工房 おしゃれ」。そして、マンション「ヤスコ」。
一瞬住みたい!って思ったけど、やっぱり住みたくないや…。
あまり店のあるところを見ていないので、この件についての検証は次回に譲りたい。


という感じで、
ほかにもいろいろ聞いた気がするのだけど…
沖縄社会特有の習慣や常識は、掘り出せばわんさと出てくる感じでした。


おもろいなあ。


自分たちとは違う国や地域の人の生き方や社会を知ること
に興味があって、

海外旅行に行ったり、
僻地に入った文化人類学者の
フィールドワークをまとめた本(ゆるめの)を読むのが
好きだったわけだけど、

これは、その国の人たちを知るという形をとりながら
ほんとうは

自分たちのこと、あるいは自分のことを知りたい

という思いの裏返しだったのかもなあ。


…と、日本であるようで、日本ではないかもしれない、

沖縄に来て思いました。



沖縄の人を知ることが、
私たち日本人を知ることとイコールといっていいのか、
あるいは、沖縄といういわば異国的な土地を知ることなのか
わからなくなってくる。

ただ、望んでそうなったわけでもなかろうが、
沖縄が日本に属しているということが、ヤマトンチュ的に大変にありがたい。

本土とはかなり違う沖縄の土地柄、物ごとの価値観が
狭い日本の風通しを良くしてくれている気がして

日本にもこういう土地があるということが、
あの海が日本あるということが
かろうじて心に余裕をつくってくれるような気がする。


f0213602_181308.jpg

[PR]
by room2room | 2012-03-18 18:01 | 散歩と旅